グラフ更新 その3 プラスチックくず輸出量の増加

プラスチック生産量、廃棄量、プラスチックくず輸出量 ・前回の「グラフ更新2023 その2 プラスチックの生産量とごみの量」で、プラスチックの生産量とごみの量のデータをグラフ化して示しました。今回は、そこに「プラスチックく … 続きを読む

グラフは語るその7 日本から輸出される廃プラの行き先と量

廃プラ全体では、日本から年何トン輸出されていたの? 前回の「海外向けペットボトルはどこに行くの?」に続き、今回は他のプラスチックも含めて、日本の廃プラ輸出と中国禁輸の影響を示すグラフを作りました。 2017年末以降の中国 … 続きを読む

ぶっちゃけ言いますが、日本の環境教育って成功したの?

リサイクルの普及・浸透は環境教育の成果だが

 日本では子どものうちから、分別・リサイクルの大切さを学び、しっかりできるようになる。それは環境教育の成果だろう。でも、使い捨て用品の大量使用は止まらない。しかも次々と新たな「便利なもの」が登場する。
 そこまではいいとしよう。しかし使った後がどうなるか、「リサイクル」の言葉を聞くだけで、その先を考えない人たちを多く生み出してきたのではないか。小学生にとって「リサイクル」はわかりやすい。その後中学、高校と消費者予備軍として成長する際、リサイクルより大切だとされるリデュースやリユースの意義について学び、体感する機会がなく、大学生や社会人になる人が多い。

多くの人のごみ問題・リサイクルの知識・情報は小学生どまり

 2018年度前期、筆者は3大学4クラスでゲスト講師に招いてもらった(京都光華大学,同志社大学,大阪商業大学)。受講した300人強に、「小学校で分別・リサイクルの大切さを学んで以降、中学または高校で,分別後のペットボトルについて,学んだり,調べたことはありますか」という質問をした。結果、6割の学生が「学んだり,調べた経験がない」と答えた。また、「学んだり,調べたが小学校で学んだこととほとんど同じだった」と応えた学生を合わせると,8割近い学生が,この分野では小学校程度の知識・情報で大学生になっていることがわかった。その大半がそのまま社会に出ていると思われる。 続きを読む

「クローズアップ現代+」のちょっと補足その3 回収現場の人たちの思い

海外輸出の廃ペットボトルのほとんどが事業者回収 ◇前々回(輸出ペットボトルの量と行き先)、海外に輸出されている廃ペットボトルのほとんど(90%以上)が事業者回収であると伝えました。スーパーの店頭、自販機横、駅のホームなど … 続きを読む

第28話 中国の廃ペットボトル輸入禁止について

前回の疑問「ペットボトルも輸入禁止の対象か」■ ■前回の「第27話 ペットボトルリサイクルの海外依存率上昇」で、日本国内で回収されたペットボトルの4割以上が海外(おもに中国)に「輸出」されていることをお伝えしました。海外 … 続きを読む