
「お店のプラ調査2024」で得られた成果
前話で報告したように、2024年秋に実施した「お店のプラ調査」により、全国のスーパーマーケット1,180店の平均で、「青果物売場のはだか売り商品率12.5%(目視)」という調査結果を得ました。つまり9割近くの野菜・果物がプラ包装されて売られているわけです。
多くの消費者の「思い」を募りたい
次は、消費者が今のプラ包装の状況をどのように感じているか、そこを知りたいと思います。プラ包装の削減は、消費者の理解がなければ進展しません。
そのため、多くの消費者の店頭プラ包装への思いを募りたいと思います。ふだん行き慣れた店でも、あらためてプラ包装について、見て、感じたことをお知らせいただく、そんな活動を進めます(調査票はこのサイトの下に掲示しています)。
調査項目は一点だけ 覚えて帰れる範囲
対象店はスーパーマーケットです。他の人と調査店が重複してもかまいません。いつも行く店へのお買い物のついでや、たまたま立ち寄った店、どこでも結構です。
調査そのものは、「青果物売り場に、はだか売り(無包装)の野菜・果物が占める割合(目視)」の一点だけです。
○ 0% (プラ包装しかない)
○ 1~10% (ほとんどがプラ包装)
○ 11~20% (一部、はだか売りあり)
○ 21~40% (結構、はだか売りあり)
○ 41~60% (はだか売りとプラ包装、ほぼ半々)
○ 61~90% (はだか売りの方が明らかに多い)
○ 91%以上 (プラ包装はごくわずか)
スマホアプリと紙版調査票を用意
スマホアプリ(グーグルフォーム)で、上の7つの選択肢から最も近いと思われるものを選んで送信してもらいます。店内で入力しなくても、覚えて帰って家で入力し送信してもらえば結構です。また、「スマホは使いづらい」という人向けに、紙版調査票も用意しています。「パソコンで入力する」という人は、こちらからどうぞ(https://forms.gle/pM7htVvRnp3DUziS7)。
多くの消費者の「思い」を募りたい
この調査に参加した人たちが、プラスチック包装が多いと感じるか、ちょうどよいと思うか、調査への参加によって、プラスチック問題への関心が高まるか、そのようなことを知りたいと考えています。
いきなり、期待するような結果は得られないと思います。どのような結果であっても、プラスチック問題への関心を高めるための課題が見えてくると思います。
今年の活動は「環境問題に少し関心はあるが、団体やグループに入って活動するのは抵抗がある」という人はもちろん、「今のところ関心はない」という人にも参加してもらいたいと思います(むしろそのような人の思いを募りたいです)。
環境の取組好事例の「宝探し」
「プラ包装少なめの店」や、「環境問題に熱心に取り組んでいるチェーン」、また、全国的にきわめて少なくなったバナナやほうれん草のはだか売り実施店など、宝探しのような感覚で、好事例を見つけたいと思います。
お店の取組への応援とあわせて、消費者のプラスチック問題への関心も少しずつ関心を高めていきたいと思います。
どうぞ、ご参加・ご協力ください。
なお、調査機関は12月15日まで。調査結果は2026年度内にまとめて公開します。店舗やチェーンごとの結果は公開せず、全国および地域ごとに取りまとめたデータを公開します。
調査票は下のQRコードでリンクできます。

呼びかけチラシと紙版調査票はこちらから。
前話 お店のプラスチック調査2024結果報告にリンク
*この活動は、パタゴニア環境助成金制度の助成を受け、実施します。

