代表的な冬野菜の利用の変化を見ると 東京都中央卸売市場への野菜の入荷量の、月ごとの変化から、季節感のなくなった私たちの暮らしの一端を浮き彫りにしてきました。前回(第14話)は、「冬にも出回るようになった夏野菜」を取り上げ … 続きを読む
第14話 野菜の旬 夏野菜の消費はどう変わったか(トマト、きゅうり、なす、ピーマン)
ビニールハウスやガラス室など施設栽培の普及 前回の第13話「野菜の旬の変化を具体的に見ると」に続き、野菜の旬について見ていきます。「旬」そのものは変わらないのですが、消費の時期が、本来の旬をはずれて大きく変化しています。 … 続きを読む
第13話 野菜の旬の変化を具体的に見ると
食べ物の旬と環境問題 今回からこれまでと趣きを変えて、食べ物と環境についてテーマにします。 最近といわず、何年も前から「食べ物の旬がわからなくなった。」「旬を感じなくなった。」などの声を聞くようになりました。食べ物の旬と … 続きを読む
第12話 自販機がまちに数多くあるのは「治安がいいから」?
いつから言われだしたの? 環境情報って、いろんなフィルターがかかっている場合があります。いろいろ例をあげることはできますが、タイトルにあげた「飲料自販機がまちに数多くあるのは、日本の治安がいいからなのだ。外国は治安が良く … 続きを読む
第11話「需要創造とのつきあい 環境教育の弱かった部分」
環境教育の重要な課題であり、弱かった部分 需要創造とどうつきあうか、このことは、環境教育の重要な課題だと思います。なぜなら、企業は新たな需要を掘り起こそうと常に市場に働きかけています。企業のミッションはより多くの利益をあ … 続きを読む
第10話「ペットボトル緑茶の増加は,消費者ニーズ? 創り出された需要?」
「リーフ茶サイト」の開設 前回の投稿の翌日、職場で長机に乗って作業中、転落事故を起こし、頭を強打しました。以降眼の腫れが引かず、少々視力に障害が残っています。そのためもあり、なかなか投稿ができませんでした。それでも仕事は … 続きを読む
第9話 京都で「リーフ茶の普及で、ペットボトルを減らそうキャンペーン」を進めます。
「ペットボトルを減らそう」なんて、とても珍しい活動
私が勤めている京都市ごみ減量推進会議では、今年度「リーフ茶の普及で、ペットボトルを減らそうキャンペーン」を進めます。リーフ茶というのは茶葉から淹れたお茶のこと。行政が関わる団体で、明確に「ペットボトルを減らそう」を掲げ、実際の活動を展開するのは、全国でも非常に珍しいと思います。
まだ準備段階で、実際の事業は別途お伝えしますが、なぜこのようなことをしようとしているのか、まずは背景情報をお伝えします。
(この投稿の後,「リーフ茶の普及で、ペットボトルを減らそうキャンペーン」サイトを公開しました。どうぞご覧ください。) 続きを読む
第8話 3RからRを増やすのがいいの?「R拡大派」と「2R派」、おさえておきたいそれぞれのねらい
Rの拡大と絞り込み それぞれの違いは何? ごみ減量活動に限らず、環境教育の場で「3R」という言葉がよく登場します。言うまでもなく、「Reduce=リデュース」「Reuse=リユース」「Recycle=リサイクル」の3のR … 続きを読む
第7話「コンビニは現在何店あるの? 24時間営業は儲かるの?」
わが家の近くにコンビニが開店した 日本中、どんな田舎に行っても、必ずあるコンビニエンスストア(以下、コンビニ)。「必ず」と言いきりましたが、実は私の家の周囲500m以内にコンビニはありませんでした。コンビニより阪急の駅の … 続きを読む
第6回「レジ袋の消費量305億枚」を検証したら、たいへんなことがわかった。
当たり前に使われている「レジ袋の消費量305億枚」 「レジ袋の消費量305億枚」でネット検索すると、多くの記事が出てきます。そのなかに「現在国内では年間305億枚のレジ袋が使われています。」と書いた記事をよく見かけます。 … 続きを読む