これまでに紹介したグラフを2018年度データに更新しています。
今回はPETボトルリサイクル率、回収率に関する図3点を公開します。PETボトルリサイクル推進協議会が公開しているデータをもとに、わかりやすくグラフにしました。
前回公開の「その1」と同様、利用したい人は堀に連絡のうえ、お使いください。その場合、データ出典はもちろんですが、図・グラフの作成者の名前もはずさないでください。
PETボトル回収率・リサイクル率の推移
![](https://i0.wp.com/horitakahiro.sakura.ne.jp/wp-content/uploads/2020/02/6cbac4cb6486a76acdbf320016eb921d.jpg?resize=560%2C407&ssl=1)
PETボトルの回収率、リサイクル率と消費の伸びを1つのグラフにしました。
2004年以前の回収率は定義が違うので、参考程度にご覧ください。
高い回収率、リサイクル率を示していますが、近年は伸び悩みが見えます。2018年度は過去最高の消費量でしたので、回収・リサイクルされないPETボトルの量も増えました。
PETボトルリサイクルの国内外内訳
![](https://i0.wp.com/horitakahiro.sakura.ne.jp/wp-content/uploads/2020/02/e043be47bccf3ed6ab77e281a2fc238b.jpg?resize=560%2C363&ssl=1)
日本国内で回収されたPETボトルは、毎年20万トン前後、海外に「輸出」されています。2017年までおもに中国に輸出されていましたが、2018年に入り中国による海外廃プラスチックの禁輸以降も、日本国内で回収されたPETボトルのうち約20万トンは、輸出先を中国以外の国に変え輸出されました。
「日本の廃PETボトルは、海外で需要がある」という人もいますが、国内のリサイクル品需要に対して、消費が大きく上回っているともいえます。
再生PET樹脂の用途(国内リサイクルのみ)
![](https://i0.wp.com/horitakahiro.sakura.ne.jp/wp-content/uploads/2020/02/069263a83fd650aefeb76c112cfea16f.jpg?resize=560%2C407&ssl=1)
PETボトルのリサイクル用途をグラフ化しました。
PETボトルからPETボトルへのリサイクル(PET to PET)の比率を折れ線で表現しています。PET to PETリサイクルの比率が徐々に高まっています。同じものに再生することを、水平リサイクルと呼びます。リサイクルの中でも、より高度なものといえますが、同じものに再生するなら、潰さずリユースした方がよいのではないか、とも思います。