全国1,300店の調査データが集まりました
2024年9月から11月にかけて、全国40都道府県で約1,300店を対象に「お店のプラスチック調査」を行いました(NPO法人環境市民の呼びかけにより、全国45団体が参加)。
2024年の調査では、多くの人に参加してもらい、前年より多くの店舗の調査データを集めるため、「買い物のついでにお店のプラ調査」をコンセプトに、調査参加者が普段の買い物時に、見たままを報告してもらうという位置付けで、店舗やチェーン本社の承諾の必要のない範囲で調査を実施することにしました。
そのため、調査データは地域単位で取りまとめ、店舗やチェーンごとの取りまとめはしないことにしました。
また、スマートフォンを活用し、グーグルフォームで作成した調査票にデータ入力し、店頭からデータ送信してもらうようにしました(後に、スマートフォンを使い慣れていない人向けの「紙版調査票」も作成しました)。
調査項目は3点に
調査項目は以下の3点に絞りました。
- 店頭の資源回収(ペットボトルのみ)の設置と空き容器投入者へのポイント等提供の有無
- ⻘果物売場全体のはだか売り率(⻘果物売場全体で、はだか売りされている野菜・果物の面積比を目視で計測。7つの選択肢から回答してもらう)
- ⻘果物売場で5種の野菜・果物のはだか売り率(2023年は10種の野菜・果物を対象にしましたが、2024年は5種に減らしました。それぞれ店頭で販売されている品目数と、はだか売りされている品目数を数えて、選択肢から入力してもらいました。)
スーパー青果物売り場のはだか売り率12.5%
結果、1,325店のデータが集まり、うちスーパーマーケット1,180店(重複調査店を除く)のデータから、青果物売場のはだか売り(無包装販売)率の平均として12.5%という値を得ました(調査員の目視による棚面積比の調査)。

あわせて、じゃがいも、にんじんなど、きゅうり、ほうれん草、バナナなど、5種の野菜・果物を対象に、店頭での販売品種比でのはだか売り商品の割合も調べました(実測、グラフの黄色はプラ包装での販売、青色ははだか売りの割合)。
2024年の全国調査の内容と結果の詳細について、以下のNPO法人環境市民のサイト(https://kankyoshimin.org/market-research/report-2024/)でお知らせしています。
2025年の活動については、次回の話で紹介しています。
*2024年以降の活動は、パタゴニア環境助成金制度の助成を受け、実施しました。
