グラフは語る21 ペットボトル飲料と茶葉の生産

これまでに作ったグラフをデータ更新

 2019年度もあとわずかになりました。今さらですが、これまでに作ったグラフを2018年度データに更新しています。
 今回掲示するのは、緑茶「茶葉」と緑茶飲料の消費推移を対比したグラフ。緑茶「茶葉」はオレンジ色であらわしています。単位はトン(重量)で右軸をみてください。緑色で表示した緑茶飲料は、液体で売られている緑茶。ペットボトルや紙パック、缶容器などで売られていますが、2018年度は緑茶飲料の約97%がペットボトルで販売されたので、緑茶飲料≒ペットボトル緑茶と考えられます。単位はkl(容量)で左軸を見てください。

 図はクリックすると拡大します

じわじわ減る茶葉生産量と、増えるペットボトル緑茶

 2の棒グラフは単位が違うので、参考程度にみてください。
 かつて「ペットボトル緑茶であっても、緑茶の消費が増えれば茶農家は潤う」という人もいました。2003から2004年頃までは、緑の線の上昇につられるように、オレンジの線もゆっくり上昇しています。その後、2010年頃までともにに下降し、そのあたりから2つのグラフが別の方向に向かいます。一方(緑茶飲料・緑)は大きく上昇。もう一方(茶葉・オレンジ)はじわじわ減り続けています。
 2016年度以降、最近3年は茶葉の生産も少し上向いています。2016年度といえば、京都市ごみ減量推進会議が「リーフ茶の普及で、ペットボトルを減らそうキャンペーン」を始めた年。その影響か?

データ出典
茶葉の生産量
全国茶生産団体連合会・全国茶府県農協連連絡協議会WEBサイトhttps://www.zennoh.or.jp/bu/nousan/tea/seisan01a.htm(2019.12.8確認)
緑茶飲料の生産量
清涼飲料水関係統計資料各年度版「(一般社団法人)全国清涼飲料連合会」

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